TOFセンサーの状況について
こんにちは。
最近、TOFセンサーが増えてきていると思います。
Time of Flightといい、赤外光を使って距離を計測する技術です。センサーから発した赤外光が被写体にあたり反射します。その反射した光が戻ってくるまでの時間を計算し、距離を算出。そのおかげで被写体の表面状態に左右されず安定検出が出来るようです。
センサーといえば、、、キーエンス・オムロン・オプテックスエフエーではないかと思いますので、今回はこの3社を調査してみます。
オムロンはE3Zシリーズと同等サイズで、TOFや距離で検知する距離設定型のセンサーの拡充を図り、センサー関係を強化しています。
E3Zシリーズから E3ASシリーズに変化させることで、イメージを変えようという戦略でしょうか?性能自体は評価できるのですが、キーエンス製センサがすでに敷き詰められている領域でどこまで戦えるか、、、いい戦いを期待します。
組み込み用のB5Lというセンサモジュールも発売しており、機器組み込みの製品も持つオムロンは幅広さでは一歩抜きに出ていますね。
オムロンが出る前から、キーエンスと戦ってきたオプテックスエフエーのTOFセンサです。他との違いは、4.5Mの長距離検出ができることでしょうか。
オプテックスエフエーはいいセンサも多いのですが、性能面であと一声あるとキーエンスに対抗できるのに・・・という商品が多い気がします。
(私だけでしょうか・・・)
オムロンがE3ASで攻める前はキーエンスに対抗できるメーカーって感じでしたが、今後どうなるのか楽しみです。
やっぱり王道キーエンスです。
オプテックスエフエーの4.5Mをしのぐ、5Mの検出距離をバリエーションに持ちます。また、堅牢ボディタイプもあり、大型製品の多い搬送ラインでも安心です。
基本アンプ内蔵センサですが、アンプを別途接続し通信で設定を可能にしたり、一工夫されていて、かゆいところに手が届く感がハンパないです。
製造業におけるセンサーはまだまだ進化しています。
IoTを活用したデータ取得のためには、入力機器であるセンシング機器も非常に重要になりますので、ON/OFF情報だけでなく、さらに多くの情報を入手できるセンサーが今後もどんどん発売されるのではと思います。
FA業界、製造業で扱う部品やシステムについて、気になるものを簡単にまとめていこうと思います。では、以上でーす。