製造業はどうなる?

こんにちは。

ついに全国に非常事態宣言がでました。

ゴールデンウィークを前に人の移動を規制するためには必要かなと感じます。

このコロナの世界で人の本性みたいなものがどんどんさらけでてきており、暴力的になる人・手を差し伸べる人など本当に様々です。感度の高い人と感度の低い人が同じ空間にいると最悪な状態ですね。世界中で人と人の関わりが見直される時が来たようです。新型コロナの影響は、5/6が1つの変化点になるのではないかと感じています。5/6を過ぎたら終息すると思っている人が非常に多く存在するような気がしています。そう信じずにはいられない人もいると思います。

ワクチンもなければ、特効薬も世に出ていない状況とここまで全世界的に自粛・強制ムードになっている中、動き出せば感染者増大は目に見えています。また発展途上国での拡大は止めることは難しいとされており、先進国がいくら押さえ込もうが、途上国からの再流入もありえるため、2020年代は新型コロナをはじめとする感染症との戦いand人類の新しい文化の構築の時代になりそうです。

昨今、医療崩壊・職場崩壊・家庭崩壊など、衝撃的な言葉が多く生まれていますが、自分の身にそんな瞬間がくるかと恐ろしい。ですが、待っていてもどうにもならないので、どう動くか?未来に向けた検討をどんどんしていきたいですね。

 

製造業もついに目に見えて影響が出てきました。

お客様の休業日も少しずつ増え始め、生産計画は〇割減という言葉がどびかっています。生産が減れば売上が減り、利益も減る。リーマンショックのときは耐えるという表現が多かった印象ですが、今回は耐える会社と変化する会社の二極化が進み勢力図も二極化が加速するのではないかと感じています。

 

人を採用するリスクは、新たなステージに入りました。

  1. 感染症により休みとなり、生産できなくなるリスク
  2. 人が感染し、風評被害で企業イメージが低下するリスク
  3. 感染による工場閉鎖で生産できなくなるリスク

ヒトをいかに生産現場で利用しないかが今後の製造業の課題として一段と大きくなると考えられます。すべてを自動化するのは難しいのが現状ですが、このコロナの影響により、自動化するための生産計画(品種数やパッケージの統合など)を各企業が計画し、多品種少量生産を極力少なくしていくことが求められると思います。

 

三品業界においては、多品種少量が少しでも緩和されればロボット化が進むでしょう。少なくとも難易度は数ランク下がります。その分各企業が色を出しにくくなるかもしれませんが、ロボット化は簡単に横展開できない技術と感じます。

使いこなすためには、製造現場のスキルや企業のスキルが問われます。

使い始めて分かることも多く、IoTにも共通しますが、早く導入したところが先行者利益を得るものだと考えています。

 

一昔前に、PLCをはじめて導入したとき、画像検査装置をはじめて導入した時、、はじめは戸惑い、前の時代に戻りたいと思ったことも多かったことでしょう。いきなりスムースに運用できたところの方が少ないと思います。ですが、いまは使うことが当たり前でどの企業でもPLCや画像検査装置を使っているはずです。15~20年で大きく変わったと思います。

ロボット化がこれから広まりはじめると思いますが、このコロナ時代でさきに投資し、前を向いて変化できる企業が生き残るのではないでしょうか。

 

営業の立場として、売上をあげることも大事ですが、お客様(経営者)に変化を促すアプローチができたら営業員として良い経験になりますし、お客様との関係を密にする、とてつもないチャンスであると考えます。

営業員として成長するためにもこの時代をお客様と生き抜きたいと思います。

 

生物のKPIは「累積の探索数」とのことです。生きるために色々な試行錯誤を繰り返し、チャレンジした数が重要であるとのことで、選択の結果生き残っているのです。

これは企業にも同じことが言えます。

「強いものが生き残るのではなく、最も強いものは変化するもの」がいままさに起きようとしています。

変化する製造業のお客様を見つけよ!は当然大事ですが、営業員としてお客様に変化を促すことができたら、最高の瞬間になるのだと自分に言い聞かせ、活動していきます。

 

以上でーす!